レクスさんが使ってた「サブスペル」についてですね

そんな細かいコトにも答えるのかよ…
一応、豆知識ということで

分かったよ…

まず最初に、魔法を発動させる為には、呪文を唱えるなり魔方陣を描くなり、様々な形で方程式を用意する必要がある
その方程式を用意する過程をこの世界では「スペル」と読んでいるわけだ

魔法を使う上の宿命として、このスペルから、魔法の力の素…マナを方程式で変換するまで、早かれ遅かれ時間が掛かるという問題点は残る。

早口の練習で舌噛んで痛いんですよぅ

だから私は基本的に魔法陣のスペル使ってるんですが…

まぁその練習も悪くはないがな…
だがその辺のドジな問題も含めて、このサブスペルが役に立つ。

例えば詠唱する呪文が1〜10まであるとすれば、1〜9の呪文を何かに書いて、予め用意しておく
いざ
使う時に、用意しておいた呪文に加えて、10だけ唱えれば同じ魔法が使用できる
1〜10唱えるだけのマナを10だけ唱える一瞬の間に集中して注ぐ必要がある分、集中力と慣れが要るが、スペル時間を大幅に短縮できるというワケだ

つまりその、書いて用意しておいた1〜9の呪文がサブスペルというわけですね

そう

ちなみに書き留めておく方法も様々だ。
刺青してるやつもいるし、服に描いているやつもいる。
俺の場合は呪文そのものを石の中に書き込んで、必要な時に必要な呪文をパズルの要領で組み合わせて使っている

それって…普通のサブスペルよりずっと難しいんじゃ…

言ったろう?

要は慣れだ

慣れで済んじゃうんですか!?

済んでしまうんだから仕方ないだろう

 

うーん…雲の上の話ですよー